・段差をなくす工夫
以下のアイディアを元に、ベッドを工夫しました。
大前提:水平に限りなく近いこと。
1.175cm 78kgの私が眠れるようにしたい。
2・ベッドは引きっぱなしでなく、すぐに片付けられるようにしたい。
3.旅先で友達ができるかもしれない。3人乗れるようにしたい。
4.温かく眠れること。
ノアYYは、他のミニバンと比べ段差が少ないとはいえ、微妙な段差と傾斜があり、このままの状態で布団を引いて車中泊をすると徐々に体に負担がかかってきそうです。

はじめは合板などをひくことも考えましたが、万が一の事故の際に硬い構造物は危ないと考え、やわらかいもので作ることにしました。ただ、ある程度のクッション性能と保持力が必要になるので、ホームセンターをぶらぶらとあるいて材料を探しました。
結局、加工がしやすく、比較的安価な銀マットを重ね合わせてこの段差を埋めることとしました。材料費はアウトドアショップで買った大きなロール3本で計6000円ほどでした。
銀マットは下からくる冷え込みを防ぐ断熱材の役割も果たしてくれます。
冬に車中泊をするとわかるのですが、下からの冷気をいかに防ぐかが温かく寝れるポイントなのです。
さて、始める前に設計図を引きました。およそ適当ですが、図の通り、この微妙な段差を埋めるために、銀マットを3つのピースにわけ積み木のように組み合わせることとします。
設計図1 横から見たら、以外と凸凹があるじゃないか。

設計図2 上から見たパーツの形。後部座席1つは使えるようにしよう。ちょっと大きめに裁断するのがポイント。微妙に合わないところは最後はその場で合わせる。作業をするときはできれば2人が望ましい。

切り取って余った部分は、あとでまとめて一つにする。2人モードにしたときに使えるように3枚まとめておくと便利です。↓こんな感じの一枚板にしてしまおう。

ガムテープでがっちりと貼り付けます。

さて、パーツのそれぞれの役割は以下の通りです。
1:デッキボードとつなぎ目のスペースを埋める。(通常時でも引いておけば、気がねなく物がおけます。)2枚重ねにするものはガムテープで縁を止めてしまいます。

2:微妙な出っ張りの隙間を埋める
2枚目は2枚重ねになっています。ガムテープで容赦なくとめます。

引いてみました。なかなかいい感じです。

セカンドシートの出っ張り部分がだいぶなくなりました。

3:運転席と後部座席の間に発生する隙間をサポートする。
3枚目をひいてみました。これは1枚です。

ここまでで全部で3ピース、5枚分の厚さの銀マットを張りました。

運転席と後部座席のすき間は、スーツケースとカメラバッグで支えることで
マットレスがまっすぐになるようにする予定。

この3ピースを組み合わせたのちに車内のスペースを測ると
セミダブルのマットレスが十分に入りそうです。
ベッドのマットレスだと、出し入れが大変なので、空気を入れるタイプにしました。
購入したのはTHERMARESTのDreamTimeというマットレス。サイズはラージサイズ。
厚さ8cm 重さ3090グラム サイズ63X196cm

日本国内のお店から買おうとすると1つ3万円前後しますが、アメリカのアマゾンでは1つ170ドル前後で購入することができます。(ただし、米国内向けへの発送のみとなっているので知り合いなどにお願いする必要があります。)
写真は一人モード。左の茶色い椅子は座椅子です。本を読んだりするときに使うつもり。

運転席側からみた様子。

室内幅が最大限に生かす場合は、横に1枚づつ並べます。なんともピッタリなサイズです。

2枚モードのときは大の字になってねることができます。

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